電気窯エクセルキルン

Posted by: on 12月 1, 2011 | No Comments

全自動焼成電気窯-エクセルキルンは創業90年を誇る Amaco社、Indiana、U.S.A. の製品です。アメリカで最初に学校/工房用の電気窯を設計開発したのはAmaco社のエンジニア達です。

>>設置場所についてパワーアップの利点仕様と価格よくあるご質問

 

マイコン制御による全自動電気窯です。しかも軽量コンパクト。ステンレス鋼薄板で覆われたクリーンな外観からは想像できない実力派電気窯です。

マイコン制御(最新700型パネル装備)

●素焼も本焼も簡単で安全。オートンコーン番号で入力、焼成速度を選ぶだけ、99通りの焼成パターンがプログラムされています。
●窯内温度は完全なマイコンによる自動制御によって加熱、温度保持、冷却が全温度域で自由自在。タイマーやアラームもセットできます。
●ランプ・ホールド焼成
釉薬や粘土に合わせたユーザー自身の32段階の焼成プロフィールを12通り記憶します。
●コーン・ファイアー焼成
コーン番号と焼成速度、希望のねらし時間を入力するだけで安全便利で確実な焼成
●自動で「あぶり」をスタート
コーン焼成で82℃でのあぶりを何時間加えるか設定できます。

電気料金の目安-エクセルキルンは電気代が安い!
消費電力が少く、焼成にかかる電気料金が安いのがエクセルキルンの特徴です。

例えばEX324SFの場合
●本焼(コ-ン番号7 番、1275℃、高速、約6時間) 東京電力  約¥650-750
●素焼 (コーン番号015、76℃、中速、約6時間)        約¥ 300-350

窯の詰め具合や他の要因で多少変わってきますし使い込んだエレメントでは焼成時間が長くなり電気料金も多少変わってきます。

EX324SF、EX344SF、EX365SF三相ではこれより安くなり、EX2099SFはこれより多少高いでしょう。また、高温でのねらしが長いと消費電力も大きくなり、エレメントも寿命が短くなりますので極端な長時間焼成は避けた方が経済的です。(参考:東京電力の家庭用電灯線(3線式単相200V)の基本料金(2011年7月現在))

60アンペア契約(EX324SFスタンダード に必要なアンペア数)の場合    ¥1,684
11 KVA契約(EX365SF 単相に必要なアンペア数)の場合          ¥3,003

合理的な構造

●断熱性、耐熱性に優れた軽量な特殊耐火レンガを使用。
●窯の胴部分は炉材を8面(EX324SF),10面(EX344/365SF)叉は12面(EX1266/EX1099/EX2099SF)に組み合わせ、ステンレス鋼薄板で締める組み立て構造。分解できるので設置が楽、又、移動が容易です。

●エレメント(電熱線)に熱効果の高いカンタルA1を用い、レンガの内側壁面溝の中に収納していますので釉薬がかかったり傷をつけたりする事故を防ぎ易い構造です。

保守が簡単

●保守、点検が極めて容易です。エレメント交換、レンガひとつでもユ-ザ-自身で交換できるように設計されています。(当社からの配送設置も含めて、アフタ-ケアなど、行き届いたサ-ビスを行っています。ご自分の手でメンテナンスもできますし、また当社からの出張も承っております。)

エレメント交換が簡単

Amaco社はエクセルキルンに「ラグナット」を独自に使用しています。エレメント交換がし易く、特別な圧着道具も必要ありません。交換用エレメントにもお付けしています。

 

交換用パーツ

窯の交換、エレメントの交換、補修用パーツはハンドル、ステンレスバンド、レンガ、金具類をはじめコントロールパネル、リレー、ケーブル類など電気パーツもすべて取り揃えています。御相談ください。


エクセルキルン パワーアップモデルの利点

エクセルキルンは仕様にある通り200V電源を基本として設計されています。電力会社は電圧許容降下範囲を定めていますが、許容範囲内ではあっても少ない電源電圧で焼成を続けると、コンピュータは必要なカロリーを達成するために長時間電流を流し続ける指示をだしますのでエレメントには大きな負担になります。電圧不足→長時間の焼成→エレメントの劣化(エレメント抵抗値の上昇)→発熱量不足、という悪循環になります。結果としてエレメントの寿命が短くなるのです。パワーアップモデルは発生熱量にゆとりがあるため、エレメントへの負担が少なく、電圧不足によるエラー表示もなく、確実にエレメントの寿命が長くなります。

パワーアップモデルは消費電力量が増える?


パワーアップすることによる消費電力量の増加は全くありません。これはコンピュータが、同じコーン番号であればどの窯であっても同じ焼成をするように制御するからです。いいかえると、釉薬を溶かすために必要な総カロリーはパワーアップでも焼成時間が変わらなければ同じになるからです。電圧降下が大きかったり、寿命切れのエレメントなどパワーにゆとりがないと、コンピュータは同じ焼成カロリーを達成しようとして焼成を長時間引っ張る為、消費電力量(電気料金)が、より大きくなります。

パワーアップモデルは電気料金が高い?

焼成に必要な電力量は変わらないので一回ごとの焼成費は変わりません。パワーアップ仕様では電力会社との契約を大きくする必要がありますが単相の場合1kVAの増加で基本料金が¥216(地域により異なる)高くなります。パワーアップによる電気料金のアップは月々200円程度となります。

しかしパワーアップ仕様の場合エレメント寿命が延びるので、トータルのランニングコストから考えると有利になります。3万円以上の高価なエレメントの寿命が延びれば月々200円のコストは相殺されお釣りが来ることになるわけです。ただし、マンションなど60アンペア以上の契約が出来ない場合はスタンダードモデルを設置することになります。長期的な観点からどちらが有利かユーザー自身が選択することができます。

仕様と価格

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55series

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電気窯の設置場所について

●電気窯は直接風雨に当たらず、十分に換気できる場所を選ぶ。
●床の強固な場所で壁から45cm以上離す。
●カ-テン、エプロン、プラスチック、紙など、燃え易いものを近くに置かない。紙などが風で飛んで来ないよう注意する。
●コンピュ-タの電気系統にダメ-ジを与える可能性があるので室温が39℃以下の部屋で使用する。
●窯とスタンドの間やスタンドの下にはなにも置かない。
●焼成中は電気窯の表面は非常に熱くなります。窯の表面から1cm離れると窯内が1200℃でも温度は50℃台に下がりますが、直接手で触れたりお子様が近附いたりしないようご注意ください。
●使用しない時は、ブレ-カをおろしておく。
●地震の時はすぐ電源を切り、窯とスタンドがずれていないか確認する。
●配線工事は定格電圧、定格電流を必ず守ってください。
●熱電対等部品は必ず純正のものを使用する。規格以外のものをご使用になりますと重大な事故の恐れがあります。
●焼成中は、釉薬や粘土から臭いやガスが出ることがあります。必ず室内の換気を十分にしてください。


よくあるご質問

電気工事に関してのご質問

Q. エクセルキルンの設置に電気工事が必要ですか?

窯の設置場所までの配線工事が必要です。最寄りの電気工事店にヒューステンの「電気工事用資料」を見せ、窯の規格にあった容量、電源の工事をしてもらって下さい。

Q. 電気工事費はどのくらいかかりますか?

現在の契約容量や窯設置場所、大元の配電盤からの距離などによって異なります。ごくおおざっぱに言えば5~15万程度が多いようですが、金額がかなり異なる場合は他の工事店からも見積もりをとると良いでしょう。

Q. エクセルキルンは200Vですが、一般家庭の電源で使用できますか?

ごく古い家屋を除いて家庭用電源は3線式単相になっていますので、200Vの電気窯を使用することができます。

Q. 単相と三相の違いは?

単相は基本料金が安く10キロの契約をしても(東電の場合)約2600円です。三相は基本料金が高いですが、一回あたりの焼成費は安くなります。週に素焼本焼をそれぞれ一回程度であれば単相をお勧めします。三相では10キロの窯を使うのに基本料金が約9,000円程度かかります。週2、3回本焼をするのであれば三相が良いでしょう。

Q. 現在我が家は60アンペアの契約ですが、EX324SFは設置できますか?

従来のモデルですと27.8A 5550Wなので契約はそのままでお使いになれます(設置場所への配線工事は必要です。)しかし現在すべてのEX324SFモデルはパワーアップしており33A 6660Wです。200V 33Aを100Vの電源から取ると、66アンペア必要になるので、契約を変える必要があります。他の電気器具も使用することを考えると、電源容量にゆとりがある方が良いでしょう。なお、従来のモデルをお使いになりたい方はご連絡ください。詳しくは「電気工事資料」をご参照ください。

Q. 窯からでているケーブルはどのくらい?

約1.8mです。

Q. エクセルキルンには突入電力がありますか?

一切ありません。ただし、電力に余裕をみて電源を取る事をお勧めします。

配送・設置に関してのご質問

Q. マンションでも設置できますか?

マンションに設置している方も大勢おられます。マンションの場合は電気容量を一軒60Aまでと規定している場合もありますので、電源容量を確かめてください。またその場合は従来のモデルのEX324SFが必要ですのでヒューステンにご相談ください。

Q. ベランダには設置できますか?

できます。ただし全自動焼成装置はコンピュータです、雨風があたらないよう十分の注意が必要です。またコントローラに直射日光があたらないようにしてください。

Q. 物置を買って設置したいのですが

物置に置かれる方も沢山いらっしゃいます。床が水平でぐらぐらしないよう注意してください。窯スタンドより十分大きなベニヤ板(厚さ20ミリ以上)を敷いても良いでしょう(スタンドと窯の間には何も置かないでください)。夏場に物置を閉め切って焼成してコントローラが壊れたケースがあります。焼成中は室内温度が40℃以上に上がらないよう、扉を開ける等十分注意が必要です。

Q. 部屋の中に設置できますか?

部屋の中に設置できます。床が平である事、焼成中は換気できること、近くに燃えるものがないように注意してください。

Q. 設置場所のドアが幅75センチしかないのですが?

エクセルキルンは全モデルとも分解可能なので問題ありません。

Q. どんな形で届くのでしょうか?

窯は組み立てられた状態でパッキング材の上から厚手の段ボールで梱包されています。それをパレットに乗せた状態でお届けします。業者による配送の場合はトラックから降ろすのに人手が必要です(EX324でドライバーの他に2名くらい)。

Q. 人手がないのですが配送設置してもらえますか?

ヒュース・テンからの配送設置も承っています。この場合は空焚きのご説明までを含めます。また業者による配送の場合、ドライバー以外に人をつけることが可能な場合もありますのでご相談ください(費用がかかります)。

使い方に関してのご質問

Q. マニュアルは英語ですか?

日本語でわかりやすいマニュアルを用意しています。電話でもご説明いたしますのでお気軽にご質問ください。

Q. コンピュータの使い方に自信がありません。機械も苦手です。

コンピュータが苦手と心配なさっている方でも、実際に操作をしてお使いになるととても簡単で使い易い、とおっしゃいます。手順もシンプルですが、ご心配の場合はいつでもお気軽にお電話ください。ご希望の場合は使い方早見表も準備いたします。

Q. 焼成中窯の表面温度はどのくらい?

窯の表面のステンレスは焼成の後半には200℃近くになります。窯の表面から1cm離れると温度は50℃台に下がります。決して直接手を触れたりお子様が近づいたりしないよう注意してください。

Q. かみなりが鳴っている時は焼成を続けて良いですか?

かみなりが電源に落ちるとコンピュータは壊れます。かみなりが鳴っている時は電源を切ってください。

メンテナンスに関してのご質問

Q. エクセルキルンの電気代はどのくらいですか?

エクセルキルンは焼成費がとても安くすみます。モデルや焼成方法によって異なりますが一回の焼成費はEX365SFの場合14時間でコーン8の本焼(約1250℃)をして1300-1500円(東京電力)程度です。素焼きは300-500円で済みます。

Q. エレメントの寿命は?

エレメントは1300度で100回の焼成に耐えるよう設計されています。ですがこれは実験室のデータですので実際には釉薬のガスや水分などの影響を受け、また焼成方法で寿命は大きく異なってきます。高温でねらしが長い場合は短くなり、上絵や低温焼成の場合は何百回と焼成している方もいますし、一日おきに焼成するような陶芸教室では1年半-2年くらいで交換するところもあります。ヒュース・テンのパワーアップエレメントはゆとりがあるため、より長くお使いになれます。

Q. エレメントが劣化してくるとどうなりますか?

焼成に時間がかかるようになります。1100度を超えてから温度が上がりにくくなり、最後にはエラー表示(Err)が出ます。

Q. パワーアップされたエクセルキルンとは?

ヒュース・テンの技術が日本の電源に合わせて設計しアメリカに特注している、従来の窯より大きなパワーを持つモデルです。パワーがある為にエレメントにゆとりがあり、長持ちします。コンピュータが制御するので焼成に影響はありません。

Q. 熱電対の寿命は?

折れたり曲がったりしない限り大変長持ちします。曲がったり劣化したりすると窯の中より低い温度を表示することがあるので交換が必要です。どんな焼成が行われたか後で確認する為にも窯にオートンコーンを入れ、焼成後にチェックするようにしましょう。ヒュース・テンの熱電対は世界で最も優れていると定評のあるシース型を使用しています。

Q. 還元はできますか?

オプションのダブルベースを底板の上に設置し、炭やプロパンガスで還元することができます。また、さやを入れて還元することもできます。エレメントに酸化皮膜を作り長持ちさせるために、酸化焼成を2,3回してから還元一回、などのサイクルを守ってください。強還元は熱電対やエレメントを痛める恐れがあるので避けましょう。

Q. 部品の交換はどのようにしたらいいですか?

動画を用意しましたのでご参考になさって下さい。

エクセルキルンリレー交換
http://youtu.be/vFiHUQg629k

エクセルキルン熱電対交換
http://youtu.be/8gfvv5HdAuI

エクセルキルン・トラブルシューティング

下記はあくまでご参考です。トラブルの原因はここに記載された以外の場合もあります。ご自分で判断なさらず、必ずヒュース・テンにご連絡ください。いつもと違う、と感じたら大元の電源を切りお電話ください。

Q. 温度がなかなか上がらない!

窯の中を冷めた状態で電源を入れ、2~3分通電し、電源を切る。各エレメントに手をかざし(触れてはいけません)、温まっていないエレメントがないかチェックしてください。

1 全部エレメントが温まっている場合:エレメントが劣化している。エレメントが消耗し、目標温度までカロリーをあげようと時間をかけている状態です。何度かそういう状態が続くとエラー表示Err)が出て焼成が止まります。エレメントの交換が必要です。

2 温まらないエレメントがある場合:エレメントが切れている。切れていないエレメントだけで温度をあげようとするために時間がかかります。切れているエレメントの交換が必要です。

3 段(一段に2本エレメントが入っています)ごとにエレメントが温まらない:リレーが壊れている。リレーの交換が必要です。(EX324SFの場合を除く)

Q. 電源を入れたけれど何も表示されない!

ブレーカをチェックしてください。ブレーカが落ちていなければ、コントロールボックス左側面の下の方にあるヒューズがゆるんでいないか調べてください。ヒューズがきちんと入っていなかった場合は、押して右に廻して確実に止まるように入れます。

Q. 電源を入れたら窯内/外気温が20度前後なのに68と表示された!

温度表示の後ろにピリオド(.)がついていますか?窯内/外気温とあまりに異なる温度が表示される場合は華氏表示になっている可能性があります。「°F/℃」キー(または「MENUE」キーを押して摂氏表示に直してください。

Q. CPLt(コンプリート)と出たのに窯の温度が下がらない!

リレーの溶着が考えられます。中のエレエントがまだ赤く光っているか、一番上のピープホールからのぞいてください。もしそうであればリレーが溶着している可能性があり、交換しなくてはなりません。電源を切り、ヒュース・テンにお問い合わせください。

Q. 温度がバラバラに表示される!

熱電対が壊れたか或いはパネルに問題がある場合が考えられます。ヒュース・テンにご連絡ください。

Q. ディスプレイの表示が一部薄くなって見づらい!

ディスプレイの数字が一部欠けたり弱く表示されるのは、パネルが古くなって基板の寿命が近づいた時に起こります。また、もう一つの原因はパネルとコントローラが極端な熱を受けると起こります。この場合には注意が必要です。そのまま使用せず、ヒュース・テンにご連絡ください。
そのほかご質問がありましたら、ご気軽に連絡ください。