エクセルキルンは、Amaco社の積年の知識・技術に基づき開発設計したAmaco社の仕様により、ヒュース・テン技術の提言を加えてスカット社に製造依頼しているものです。

Amaco社は1919年の創立で陶芸分野ではその魁をなす会社であり、陶芸機材を広く扱うとともに、陶芸窯に関しても、1931年からの歴史を有し、1934年には自社の技術・デザインで最初の電気窯を製造し、学校や陶芸工房での使用に供しています。

エクセルキルンタイプの窯メーカーはアメリカに数社ありますが、レンガはほとんど同じ供給先から仕入れ、また全自動焼成コントローラは同じオートンコーン方式を採用しています。

エクセルキルンのエレメント(電熱線)

ヒュース・テンの技術部が日本の200V電源に合わせて設計したものを特別注文しています。十分な電気容量を持ち、ゆとりのある焼成が可能なのでエレメントへの負担が少なくてすみます。低い電流で苦しい昇温を持続させるよりも長持ちします。 より具体的に説明しますと、例えばアメリカ国内では208Vの電圧で使用する電気窯の仕様をそれぞれ:

EX324SF 208V: 26.7 Amps, 5550 Watts
EX344SF 208V: 40 Amps, 8320 Watts
EX365SF単相 208V: 48 Amps, 9980 Watts

としています。
けれどこれをそのまま日本の200V電圧で使用すると抵抗値から単純に計算してもそれぞれ5135ワット、7692ワット、9238ワットにしかなりません。アメリカで使われていると同じ状態にするには200V電圧に合わせて窯を設計する必要があります。

電圧降下について

電力供給事情により近所でクーラーなど一斉に使い始めると電力降下が見られます。電力供給に200V+-10Vの幅があるといっても実際には200Vを上回るより195、6Vに落ちる事がかなりあります(出張修理に行き何度もこれを観察しています)。エクセルキルンはあくまでも200Vを基本に設計されていますから、2-3Vの不足でも高温焼成時は窯にとっての負担が大きくなります。

その為エクセルキルンは少なくとも窯がアメリカ国内で使用されると同じ状態を確保できるように設計しています。
つまり日本仕様のエクセルキルンは200V電源に合わせて、キルン本来の性能を発揮できるよう計算されているのです。

エクセルキルンの熱電対

熱電対は安全な焼成をするための要です。一時アメリカでの熱電対の不具合が報告されましたが、ヒュース・テンでは独自の調査と数カ月におよぶ一万回ものテストを繰り返し、いち早く安全で信頼性の高い熱電対を確保しています。このため従来のシース型をお使いになれます。

ヒュ-ステンで新たに採用したこの熱電対は、もともとアメリカで最も信頼されていて倒産した熱電対メーカーのシース型熱電対そのものです。これに日本で最終処理を施しています。

ヒュース・テンでは独自の技術部があります。なんといってもそれがヒュース・テンの強みです。優れたエンジニアによる技術的な信頼性と責任あるアフターサービスによって皆様に高い評価をいただいています。

陶芸用電気窯エクセルキルンの熱電対交換

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